歩くのが楽になる杖・ステッキの使い方


杖・ステッキを使う方の多くは、歩行が困難な状況におかれています。ここでは杖の基本的な使い方と、間違った使い方を紹介していきます。

グリップの握り方

杖使用の目的
杖に体重をかけて足にかかる荷重を軽減したり、歩行の安定性を向上したりするために杖は使われます。
したがって、杖に体重をかけたとき杖が滑ったりすることのないようにすることが重要です。
それには、杖の持ち方に注意しましょう。

1.

体重が手の平を通してほぼシャフトの軸心に加えられるため、杖には回転を生じる力は作用せず、すべりが最も生じにくい正しい持ち方です。
また、グリップから手が滑りにくい安定した持ち方になっています。


2.

街でもっとも多く見られる間違った持ち方です。
杖のシャフト軸心から離れたところに体重が加わるため、杖を前方へ倒そうとする力が働きます。
したがって、杖は不安定になりやすく、杖にあまり体重ををかけられない持ち方です。
また手がグリップからすべって外れる危険性の大きい持ち方です。


3.

2.の持ち方よりは良いが、体重がシャフトの軸心よりやや離れるため、これも杖を後方に倒そうとする力が働きます。
また手がグリップからすべって外れる危険性の大きい持ち方です。

基本的な杖・ステッキの使い方(左足に不自由がある場合)

  1. 杖を右手に握り、歩行方向につきます。
  2. 杖に体重をかけながら、悪い側の足(ここでは左足)を進めます。
  3. 次に右足を出し、両足を揃えます。
  4. 上記の動作を繰り返します。

間違った杖・ステッキの使い方(左足に不自由がある場合)

間違った杖・ステッキの使い方(左足に不自由がある場合)

体重を支えきれない足の代わりに杖を使用する場合、悪い足とは反対側の手で杖を持たないと体を支えきれません。

しかし、左足が悪いにもかかわらず、左手で持ってしまう方が大勢いるのです。杖は悪い足とは反対側の手で持つようにしましょう。